補足ノート
本ファイルは、仕様本文 (CIP-0〜16) に含めるとノイズになる補足事項をまとめたものである。 規範的な効力を持たない解説のみを扱う。スコープ外事項の規範的な宣言は CIP-0 §4.1 にある。
解決キャッシュと初回接触 (CIP-0 §8.5 の補足)
Concrnt においてエンティティの解決手順が必要になるのは、主にタイムラインを解決する場面である。 あるサーバーのタイムラインに書き込む際には、必ずその書き込みを行ったエンティティが 書き込み先サーバーで解決され、キャッシュされる。したがって、あるサーバーのタイムラインを 閲覧するのに必要な CCID の解決情報は、自動的にすべてそのサーバーにキャッシュされていることになる。 ヒントの伝搬が必要になるのは初回接触などの限られた場面のみであり、通常の利用形態においては このキャッシュの仕組みだけで解決は十分に機能する。
blob の取り扱い (CIP-0 §9.3.3.4 の補足)
blob のアップロード (取り込み) 手段は、ストレージモジュール等の別仕様に委ねられる。
CIP 群が定義するのは blob の命名 (ccfs://<owner>/blob/<sha256>) と解決のみである。
realtime の listen 別名 (CIP-11 §3.1 の補足)
"listen" は v1 系プロトコルの購読メッセージ種別である。参考実装は移行期間中の互換のため
"subscribe" の別名として受理している (仕様上は MAY)。新規実装が受理する必要はない。
realtime のサーバー間中継 (CIP-11 §3.1.1 の補足)
サーバー間中継の詳細プロトコル (上流接続の多重化、購読の張り替え、再接続方式、中継イベントの
source の書き換え規則等) は未規定であり、将来の CIP で定義する予定である。それまでの間、
中継の具体方式は実装定義となる。
CIP-12 の廃止された演算子 (移行メモ)
旧版仕様に存在した以下の演算子は、ポリシー言語バージョン 2025-12-23 には存在しない。
旧ポリシーを移行する場合は、多くを Load で代替できる。
LoadParam, LoadDocument, LoadSelf, LoadResource,
DomainFQDN, DomainCSID, IsCCID, IsCSID, IsCKID,
IsRequesterLocalUser, IsRequesterRemoteUser, IsRequesterGuestUser,
RequesterHasTag, RequesterID
代替例: RequesterID → Load("requester.ccid")、DomainFQDN → Load("globals.fqdn")、
LoadParam → Load("params.<key>")。
この文書は concrnt/CIPs-translated の ja/notes.md から生成されています。原文(英語)は concrnt/CIPs を参照してください。